システム活用術
WEBシステムの活用
WEBシステム開発の特徴
WEBシステムは既存の製品とは異なり、目に見えない製品、言わばサービスです。そのためWEBシステムの評価はある程度の知識がなければ、買回品のように製品を十分に比較検討しにくいものです。
仮に100回ブレーキを踏めばブレーキが利かなくなるような自動車があるとすればそれは欠陥品です。技術者ならば、この問題を見抜く力があるかもしれませんが、一般の購入者は残念ながらそこまで見抜く知識は持ち合わせていないのが現状です。
自家用車のように大量生産している製品ならば、その情報は購入前に入手できるため購入を見送ることができるのですが、システム構築はASPサービスなどを除けば、通常オーダーメイドのため、事態が発生してから問題が発覚することもままなりません。
この場合、システム会社と保守契約を締結していれば、対応が可能かもしれませんが、システム開発だけを依頼していた場合、契約内容によっては修正のために新たに莫大な費用が発生する場合もあります。
WEBシステム構築を比較しやすい構築価格で比較することは仕方がないかもしれませんが、安いものは安いなりの理由があり、初期構築費用は安くてもTCO(Total Cost of Ownership)は高くなってしまいます。
デジタルとアナログの融合

どんなに高性能なシステムを構築しても、それが事業や業務に親和せず、効果を発揮しなれば無駄なシステム投資になってしまいます。
仮に事業状況を的確に把握するためにWEBシステムを導入し、管理項目を増やしたとします。確かに管理項目を増やすことによって管理者は状況をより的確に
把握することができますが、システム利用者(入力者)側は入力作業が増えるため業務負荷が増大し、システム導入によって業務効率が悪化する場合もありま
す。
WEBシステムはデジタルの世界で動くものですが、活用するのはアナログの人間です。デジタルとアナログの融合・バランスが効果的なWEBシステムの構築には必要だと考えています。
WEBシステムにはシステムを安定稼動させるための「技術・ノウハウ」だけでなく、そのWEBシステムを事業の継続・拡大にいかに効果的に活用させるのかという「経営戦略・業務運用」の両面を併せ持たなければ効果的なWEBシステムにはなりえません。
WEBシステム開発のポイント
WEBシステムを効果的に構築するためには何よりも、「目的を明確にして、その対応方法に納得する」ことが重要です。
そのために、システム会社はお客様の業務や要望をきちんと把握し、その対応方法を専門の知識とノウハウを活用して、お客様に説明しなければなりません。
システム開発という高度な作業も、納得してもらうまで何度も要望を聞いて、説明するという泥臭い作業を繰り返さなければなりません。
この作業にきちんと向き合う姿勢を示しているシステム会社が構築するWEBシステムは、安心していいかと考えています。
WEBシステムを導入する場合、構築価格で比較することも重要はあるのですが、構築価格以上にこの姿勢を比較することの方が費用対効果が見込め、TCOは抑えられると考えています。